東アジア 2017 9 23

 毎日のように「北朝鮮問題」が報道されていますが、
いざアメリカが戦争を始めれば、
北朝鮮という国家は、1週間も維持できないでしょう。
最短で3日で終わるかもしれません。
「3日戦争」と呼ばれるかもしれません。
 しかしながら、「北朝鮮戦争」が、
大国を巻き込む「第三次世界大戦」を引き起こす誘因になる
可能性を考慮する必要があります。
 朝鮮民族というと、朝鮮半島だけだと思いがちですが、
実は、中国の東北地域にも広く分布しています。
つまり、中国の東北地域が「北朝鮮戦争」に参戦するという構図です。
 もちろん、中国共産党指導部は、戦争を望んでいません。
しかし、戦争という有事において、
人民解放軍の一部が、中国共産党指導部の意向を無視するかもしれません。
(このようなことは、世界の歴史を振り返れば、いくらでもあります。
政治指導者の意向を無視して、軍が勝手に戦争を始めた事例は、
世界史には、数え切れないほどあります)
 同時に、南方の人民解放軍も、軍功を焦って、
台湾進攻を意図するかもしれません。
 つまり、アメリカにとって、
「北朝鮮戦争」と「台湾戦争」という二正面の戦いになるかもしれません。
 そういうわけで、アメリカが「北朝鮮戦争」に専念するためには、
中国共産党指導部が、人民解放軍を完全にコントロールしている必要があります。
 さて、戦争というと、ミサイルや戦車を連想しますが、
「兵糧攻め」という戦争もあります。
 ただし、「兵糧攻め」は、周辺各国が協力しないと、うまく行かないのです。
周辺各国の一国でも脱落すると、「兵糧攻め」も崩壊します。
 もしかすると、韓国が脱落するかもしれません。
「北朝鮮戦争」において、韓国が戦場となる可能性があるからです。
 しかしながら、兵糧攻めが崩壊したら、
直ちに通常の戦争に移行するでしょう。

北朝鮮の野望 2017 2 26
 北朝鮮の核弾頭ミサイルというと、
標的が日本やアメリカではないかと連想しますが、
先に、北京に向けて核弾頭ミサイルが発射されるかもしれません。
 これは、歴史を振り返れば、そういう可能性も否定できないのです。
大昔に、朝鮮半島には「高句麗」という国家がありました。
 位置的には、今の北朝鮮を中心にして、
北は、中国の東北部まで及び、
南は、朝鮮半島の南部まで及ぶという「大きな国家」だったのです。
 朝鮮民族(朝鮮族)というと、
朝鮮半島のみに住んでいると考える人が多いでしょうが、
実は、中国の東北部にも広く分布しています。
一番多いのが、中国の吉林省、次いで多いのが黒竜江省となっています。
 「高句麗」の規模は、
今の北朝鮮と中国の旧瀋陽軍区の南半分が合併すれば、
ちょうどよい大きさになるかもしれません。
 「中国によって奪われた朝鮮民族の領土を回復するためには、
核弾頭ミサイルによって北京を脅すしかない」
北朝鮮の独裁者は、そう考えるかもしれません。
 北朝鮮は、情報が閉鎖されているので、
政治指導者が何を考えているか判断材料となるものがないので、
あらゆる場合を想定しておく必要があります。
独裁者の思考は、民主主義国から見れば、想定外の連続かもしれません。
 平時に有事を考えることが重要です。
いざ有事になってしまうと、誰もが異常心理になってしまい、
正常な判断ができなくなるからです。




























































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